住み心地ですが高い断熱性に非常に満足しています。
ハイツの場合だと、南向きということもあり日光が差し込むと部屋の中がすごく暑くなるのですが、注文住宅では同じ南向きでも窓がペアガラスの断熱効果があるものなので、それほど暑くなることはありません。
図面で見る間取りでは気付かなかったのですが、トイレの位置は階段の下でもよかったかなと思いました。
廊下の突き当たりにトイレを配置しましたが、実際に住んでみると思ったより空間が広いため、この空間を別の用途に使った方がよかったかもしれません。
注文住宅の新築にしたことで、自分たちの思う間取りを実現できたこと、希望することを盛り込めたことがよかったですね。
ただ、やはり図面上で考えるため、実際に建物を見ることができないので、本当にこれでいいのか?という思いはずっとありました。
そこが分譲との違いでもあり、注文住宅を建てる面でのデメリットと言えるかもしれません。
実際に住んでみると、やはりイメージと違うところはありますが、住み続けるとそういうものだと自然と受け入れるようになりました。
もし、もう一度注文住宅を建てることになったとしたら、今回のことを踏まえて間取りやコンセントの位置を工夫できると思います。
最初に展示場へ行ってから、土地の契約・注文住宅の契約・間取りや内装の打ち合わせ・地鎮祭・上棟式など、ほぼ毎週末のように営業の方やインテリア担当の方などとの打ち合わせが続きました。
子供が小さいこともあり、毎週末時間を割くことはなかなか難しく、一番大変でした。
今回注文住宅を建てるにあたって、一番最初にファイナンシャルプランナーの方に自分たちのライフスタイルに合わせた資金計画を立てていただきました。
注文住宅を建てる際に住宅展示場に行きましたが、その際にハウスメーカーの営業さんに
「家を建てる計画よりも資金計画から明確にしてはどうですか」
とファイナンシャルプランナー(FP)の方へ相談することを勧めていただき、FPさんに我が家のライフスタイルを基に今後のライフプランを提示していただきました。
ライフプランの提示に至るまでの簡単な流れは次のようなものでした。
相談時点の総資産(預貯金、保険など)と、毎月の出費内訳、給与収入、毎月の貯蓄額を明確にします。
次に、今後必要となるお金の額とタイミングを、FPさんのパソコンの中にあるツール(詳しいことはわかりません)に入力してもらいます。
我が家では、以下のようなことを話し合いながら決めました。
・土地&建物にかける金額&頭金の額
・10年に一度、普通車購入
・5年に一度、仕事用のPC購入
・奥さんがパートで働きだす時期とその予想給与
・想定する家族構成(相談時は子供が一人でしたが、希望は二人)
・子供を高校・大学へ進学させるか(させるなら、文系か理系か短大か)
・子供の結婚時に祝い金を渡すか、渡すならいくらか
・何歳まで働くか(夫婦とも)
これらをツールに入力すると、今の生活を続けた場合、資産がどのように減っていくかが棒グラフで表示されます。
我が家は普通に15年ほどで赤字になりました。多くの家庭は赤字になるそうです。
これを、毎月の支出を見直すことで、資産がどのように変化するか、最終的に黒字のままを保てるようにするにはどれぐらいの支出まで許容できるか、を明示してもらいました。
これを資金計画として、紙に印字していただき冊子形式になったものを受け取りました。
この計画を基に、年末にその計画と現時点の差を明確にして、次の年の目標を立てるという家族会議を開くようにしています。
このFPさんへの相談は無料で実施していただきました。また、FPさんは保険会社の人であったこともあり、保険の見直しも行いました。
その過程で、保険の意義(各年齢におけるもし亡くなった場合の必要な費用を補う目的)を教えていただき、適切な保険を選択していただきました。
おそらく、これが無ければ注文住宅を建てようという気持ちになれなかったかもしれません。
今後必要となる資金・時期が明確になったことで、家へどれぐらいのお金がかけれるかがはっきりとわかりました。
この資金計画がなければ、いつまでも「返済はできるのか?」という不安が付きまとったかもしれません。
自分たちのライフスタイルを伝えることを含めて、少し時間を必要としますが、是非相談してみることをお勧めします。